VISAデビットカードや国際キャッシュカードもあれば便利

海外のATMで利用できるCIRRUSかPLUSかに対応したクレジットカード。
これさえ持っていればお得に現地通貨を使えるわけですが、
滞在先が僻地であったり、何箇所も移動するという場合や、
もしもの時のために備えておきたいという場合、
クレジットカード以外の選択肢として挙げられるのが以下の三つです。

■VISAデビットカード(海外対応)
■国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)
■プリペイドカード(海外専用)

VISAデビットカード(海外対応)

日本国内での利用に限定しているJ-Debit(ジェイデビット)カードに対して、
海外での利用にも対応しているのがVISAデビットカードです。

国内のブランドであるJCBでもJCBデビットカードが発行されていますが、
海外利用時の対応を考えると、VISAデビットに軍配が上がります。
J-Debitと同様に口座にある預金残高が利用限度額となるため、
事前に口座にお金を入れておくことで利用でき、使いすぎを防止することもできます。
VISAカードに対応した店舗でのショッピング利用はもちろん、
対応ATMでの現地通貨の引き出しも可能です。

申し込みの際の審査が不要であるか、クレジットカードと比べて審査が緩やかで、
18歳以上であれば未成年でも申し込みが可能
という点もポイント。
例えば、海外留学のお子さん用に作成して、必要なお金をその都度口座に入れるだけで、
お子さんがお金を引き出す。といった使い方もできます。
利用金額に対して2%~3%の事務手数料が必要となります。

国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)

かつては大手都市銀行においても発行されていた国際キャッシュカードですが、
現在は新規発行を停止しており、外資系のネットバンクなどで発行されているものに限定されます。
口座の預金分を海外でも引き出せるというシンプルなもので、事前に口座にお金を入れておく必要がありますが、その分使いすぎを防止できます。

キャッシュカードですから、ショッピング時の利用はできませんが、
長期滞在の場合や、キャッシングで返済までの期間が数ヶ月以上になる場合などには、
こちらのほうがお得に利用できるといえます。
利用金額に対して3%~4%のレート加算が必要となります。

プリペイドカード(海外専用)

その名の通り、事前に口座に入金したお金を、ショッピングやATMでの現地通貨引き出しで利用できるもので、使い勝手としてはVISAデビットに近いといえます。
旅行会社やクレジットカード会社から、VISA、MASTER、銀聯ブランドのカードが発行されているため、
欧米ならVISA、MASTER、中国なら銀聯といったように、
旅行先によって普及度の高いブランドを選ぶことができます。

発行には基本的に審査がなく、未成年でも作ることが出来る点が大きなポイントです。
利用金額に対して4%前後のレート加算のほか、入金手数料や清算手数料が必要であったり、
ATM手数料が対象となる通貨ごとに設定されているカードもあり、
VISAデビットと比較すると割高な面もありますが、海外旅行に特化したカードであることから、
盗難や不正利用などに対しての機能が充実しているので、
海外旅行の初心者の方には特におすすめできるカードといえます。

これらのカードに共通するのは後払いではない点

上記の三つのカードに共通していえるのは、
事前にお金を口座に入金しておく必要がある点、つまり後払いではない点です。
入金しておかなければならない手間はかかりますが、入金した分しか使えませんから、
海外でついつい使いすぎてしまったという状況に陥り難いのが特徴です。

手数料という点では、クレジットカードのキャッシングで現金を引き出すのが、
最もお得ですが、これは実際には借り入れであり、
後日返済(後払い)すること(しかも短期間で)が前提となってきます。

ちなみにこれらの三つのカードは当然、CIRRUSかPLUSのどちらかに対応しているカードといえます。
後日返済に抵抗を感じる場合や、現地通貨を引き出す方法をいくつか用意したい場合など、
こういったカードを利用するのも選択肢のひとつです。